*フィラリアとは何か?*
フィラリアは、蚊が媒介する犬フィラリア(犬糸状虫、犬心臓糸状虫)という寄生虫の成虫が、
ワンちゃんの肺動脈や心臓に寄生して起こる怖い病気。
*どんな症状がでるか?*
呼吸が荒くなる。(呼吸困難) お腹や肺に水が貯まる。血尿をする。
*感染したらどうなってしまうか?*
フィラリアが寄生することで血液の流れが悪くなり、様々な障害がでて
放置すれば死に至ることもあります。
どうですか?怖いですよね・・・・・。
ただ蚊に刺されるだけなのにこんな危険があるなんて・・・・。
ここまで読んで『蚊だったらもう、ほぼいないからもう平気じゃない??』
と、思った方何人かいたのではないでしょうか?
ではここで、感染のメカニズムでその謎を説明したいと思います。
*感染メカニズム*
1:フィラリア(犬糸状虫)に感染しているワンちゃんの体内には成虫と、成虫が産み、
1:血流にのって体中どこにでもいる子虫(ミクロフィラリア)がいます。
2:そのミクロフィラリアは蚊が吸血したときに蚊の体内に入り、
2:およそ2週間ぐらいで感染能力のある感染幼虫というものまで成長します。
3:感染幼虫を持った蚊がほかのワンちゃんを吸血する際、
3:その幼虫が皮膚から侵入し、感染してしまいます。
4:ワンちゃんの体に入った幼虫は2~3ヶ月ほど皮下、筋肉内で成長し、
4:2cm程度の体長になります。
5:その後、血管に侵入し心臓や肺動脈に寄生。
5:そのまま成長し3~4ヶ月後、成虫となり子虫(ミクロフィラリア)を産出し始めます。
このことから分かる様に、蚊にさされてフィラリアはすぐ発症する。
というわけではないんですね。
ゆっくりと時間をかけ悪さをするんです。
では、最後に予防についての説明です。
*予防策*
フィラリア症予防薬(経口剤)を、一ヵ月に1回。一ヵ月間隔で摂取させる。
つまり薬さえしっかり与えれば予防が出来る。ということです。
では、投薬期間はどうしたらいいのかなんですが、
これは意外と知られていないみたいなんですが、よく半年間与えれば・・・・・
と、聞いた事があるか思いますが。実はこれあまり正しくありません。
正しくは・・・・
*投薬期間*
蚊が発生した一ヵ月後からいなくなった一ヵ月後まで投薬する。
(結果、約半年間になるので全く間違い!という訳ではないんですけどね。)
例:例えば蚊の発生時期が6月~10月までだったとします。
例:そうすると、投薬期間は7月~11月までとなります。
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今は10月でほぼ蚊はいないですが、先月9月はまだいたと思います。
(地域にもよると思いますが・・・・。)
つまり、今月も薬を与える必要がある。と言うことですね。
いやいや、今もいるよ!
という方は来月も与える事になります。
よく、動物病院で半年分をまとめてお薬を貰ってくると思いますが
まだ蚊がいれば1~2ヶ月分プラスしなくてはいけない可能性がある。ということですね。
ちなみに、まとめて貰えるのは成犬に限ります。
フィラリアの薬はワンちゃんの体重によって変動します。
成長期を迎えている仔犬は一ヵ月で体重は大きく変わってきます。
その為、今年生まれた仔犬ちゃんたちは一ヵ月に一回病院に行く必要があります。
ではでは、文章ばかりで長文になってしまいましたが本日はここまでです。
どうですか?少しはためになったでしょうか??
フィラリアは本当に予防のできる病気です。
しっかりと愛犬を守ってあげてください♪
中野店ってどこ?
そんな方は夜寝ているときに蚊の飛ぶ音がして電気をつけ退治をこころみるが
なかなか倒せない・・・・・って事、あるよなぁ~っと、思いながらココをクリック!
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